厳しい自然環境の南極大陸でも焼却炉は安全に稼働しています。
そんな簡易型焼却炉「クスクス焼却炉」を製造販売している三石物産株式会社について会社内容と製品を調査してみました。
クスクス焼却炉
・JICA中小企業・SDGsビジネス支援事業に採択
・南極の昭和基地で使われるぐらいの省ダイオキシン
・負圧燃焼方式で省焼却灰
・コンパクト(6型24サイズ展開)
・炉内限界まで詰め込み可
・一度着火したら自動燃焼
三石物産株式会社は1976年からデジタル測定器や半導体用の切断機、ファイバー用コネクター検査機などの販売を手がけています。
こういったいわゆる工作機器の補助パーツを得意分野としています。
これまで培ってきた機械のノウハウを生かして2019年から業務用焼却炉の販売をスタートしました。
一般的に物を燃やそうとするとブロワーなどで空気を吹き込み、強制的に酸素を送り込めば良いと考えがちです。
ところがこのやり方だとゴミの表面はよく燃えますが、ゴミの内部の層までは空気が到達しにくく、帰って燃焼が進まないことがあります。
それを解決するために他社の焼却炉などではベルトコンベア方式などで、燃えたゴミを焼却炉から外に出し新しいゴミを順番に投入していくやり方などが採用されています。
ベルトコンベア方式だと構造が複雑になり焼却炉のコストも上がってしまいます。
もちろんメンテナンスにも時間とお金がかかってしまいます。
そこで三石物産株式会社が考えたのは、空気を吸い込むことによって新鮮な空気をゴミの内部にまで浸透させ内側までしっかり燃やすというもの。
空気を吸い込むやり方は簡単にいうとこういうことです。
まず焼却炉から煙突に向かってブロアーのようなもので 風を外側に流します。
そうすることで焼却炉内の気圧が下がり下側から新しい空気が入ってくるという仕組みです。
焼却炉内の空気の流れが止まらないから、ゴミが効率よく燃えていきます。
これが負圧燃焼方式と呼ばれるもので、これまでありそうでなかった焼却炉の燃焼システムです。
機械のプロならではの発想ですね。
三石物産株式会社ではこの技術を使った小型焼却炉を「クスクス焼却炉」と名付けました。
「クスクス焼却炉」の独自技術により、焼却炉内いっぱいにゴミを詰め込んでも高い燃焼効率が実現できます。
つまりゴミ投入の回数を減らすことができました。
また燃えカスである灰の量を抑えることができるため、後始末にかかる時間も節約できます。
さらに1度着火すると自動的に全て燃やしてくれるので、手間がかからず他の業務に集中することができます。
※公式情報がありませんでした。
所在地 | 東京都千代田区神田佐久間町3-23 スタウトビル6F |
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定休日 | ※公式情報がありませんでした。 |
営業時間 | ※公式情報がありませんでした。 |
連絡先TEL | 03-3865-9545 |
「どこで購入しても一緒でしょ」という考えで購入を検討すると高い確率でミスします。購入するには取り扱いのプロにしっかりと相談しましょう。
昨今のエコロジー対策など、焼却炉を設置したい!と考えていても色々とクリアしていかなくていけない課題はいくつかあります。
しっかりと焼却炉に関する知識をもっていないと法律に触れる場合もあり、せっかく購入しても宝の持ち腐れになることもありますので注意が必要です。
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