焼却炉はいくつか種類が存在します。運転方式がそれぞれ異なりますので、廃棄物や業種によって適した業務用焼却炉が異なります。
運転方式と特徴を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
全連続式とは、24時間連続で稼動するタイプの焼却炉です。焼却炉内部の焼却状況に合わせて、貯蓄された廃棄物が投入されます。
一度満タンに廃棄物を投入すれば、その後は焼却炉が全自動ですべての廃棄物を処理してくれますので、とても便利ですよね。
国内で焼却処分される廃棄物の約80%が、全連続式の焼却炉によって処分されています。技術的な向上や作業員による不当な処分などを避ける目的もあり、他の型式から全連続式へと移行しているのが近年のトレンドのようです。
準連続式とは、1日の間で設定された時間にだけ処分できるタイプの焼却炉です。例として、朝からお昼までの6時間や夕方から夜までの5時間など、決まった時間のみ既に投入された廃棄物を、全連続式のように焼却します。
1日中廃棄物を焼却し続けられている全連続式とは異なり、準連続式は決まった時間のみ稼働するのが特徴です。
固定バッチ式とは、廃棄物の投入や運転作業、廃棄物の搬出まで、すべての作業を人力でおこなう型式のことをいいます。
固定バッチ式の「バッチ」とは、作業の一連の工程を意味しますので、連続式とは違う意味がありますよね。
また、連続式や準連続式とは異なり、最初に投入された廃棄物を焼却処理されている間、追加の廃棄物を投入できないという仕組みです。
機械化バッチ式とは、固定バッチ式を補助する役割を担っています。
固定バッチ式が廃棄物の搬入・運転作業・搬出までのすべての工程を人力でおこなう際に、一部の作業を機械化することができます。
例えば、大きな労力を必要とする廃棄物の搬入を機械化バッチ式で代用することで、作業の負担を減らせるといったメリットがありますよ。
「どこで購入しても一緒でしょ」という考えで購入を検討すると高い確率でミスします。購入するには取り扱いのプロにしっかりと相談しましょう。
昨今のエコロジー対策など、焼却炉を設置したい!と考えていても色々とクリアしていかなくていけない課題はいくつかあります。
しっかりと焼却炉に関する知識をもっていないと法律に触れる場合もあり、せっかく購入しても宝の持ち腐れになることもありますので注意が必要です。
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