瑞東産業

瑞東産業が創業したのは戦後間もない昭和22年。

そこから日本経済は驚異的な成長を遂げました。

それに伴い大気汚染や水質悪化など、様々な公害問題が発生したのも事実です。

高度経済成長期には、ゴミは燃やすものと考えられてきましたが、処理が適正に行われないと生活環境が損なわれ、時には深刻な健康被害が発生する場合があります。

空気環境を考える総合機械メーカーの瑞東産業は、この問題を解決するために煙の少ない焼却炉の開発を手掛けてきました。

瑞東産業が開発したのは、煙が少なく費用対効果の高い小型焼却炉。

煙が立ち上る煙突内に助燃バーナー装置を設置するだけではなく、空気環境を考える機械メーカーならではの、送風機も合わせて設置しました。

これによって煙がほぼ出ない焼却炉が実現しました。

燃焼温度が高いためにダイオキシンが発生する心配もなく、ゴミ特有の匂いや灰が散らばることもありません。

ごみの処理に関しては、国の法律や地域の条例により厳しい環境基準が設定されていますが、瑞東産業の小型焼却炉は、廃棄物処理法の構造基準をすべてクリアしています。

高性能な小型焼却炉といっても、すぐに故障をしたり修理が必要になってしまうと、メンテナンスのためのコストや時間がかかってしまいます。

瑞東産業の小型焼却炉は、主要部分をアルマ加工しており、耐久性に優れています。

アルマ加工とは金属メッキの一種で、アルミニウム合金をコーティング（被膜）することで腐食や耐久性、耐熱性を高めることができます。

厚さ1ミリにも満たない被膜ですが、 大きな役割を果たしているのですね。