このページでは、焼却炉の種類のひとつである熱分解ガス化炉について紹介しています。どのような仕組みを持っているのか、また特徴としてはどのようなものが挙げられるのかといった点についてまとめました。
破砕処理を行ったごみを投入すると、無酸素雰囲気のおよそ450〜600℃の温度で熱分解を行い、揮発性のある可燃性のガス（熱分解ガス）と炭素分を多く含むチャーに分解。さらに1200〜1300℃の高温で燃焼をさせ、燃焼熱で灰分や不燃物などを溶解する仕組みとなっています。この溶解施設からは灰ではなく溶融スラグが排出されますが、利活用が可能なことに加え、焼却施設から発生する熱は発電等に利用可能。自治体に多く設置され、ごみを焼却する大型施設となっています。
1つのプロセスにおいてごみの処理残渣であり焼却灰の資源化を行えるという点が特徴となっています（ストーカ式などの場合は、焼却灰を資源化する場合にはそのための施設を併設して処理を行う必要があります）。
投入したごみを高温でガス化燃焼させるため、ダイオキシン類の生成が少ないという点が特徴。ダイオキシン対策として採用される事例が増えているタイプの焼却炉となっています。
燃焼に必要な空気が少なく済むこと、排ガス量が少なく、エネルギーの回収効率が良い焼却炉。発生するエネルギーはボイラ等で回収することにより、発電や冷暖房に有効利用することが可能です。
「どこで購入しても一緒でしょ」という考えで購入を検討すると高い確率でミスします。購入するには取り扱いのプロにしっかりと相談しましょう。
昨今のエコロジー対策など、焼却炉を設置したい！と考えていても色々とクリアしていかなくていけない課題はいくつかあります。
しっかりと焼却炉に関する知識をもっていないと法律に触れる場合もあり、せっかく購入しても宝の持ち腐れになることもありますので注意が必要です。
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