小型の業務用焼却炉から、中型の燃焼プラントに至るまで幅広い商品を展開している日台マシナリー。アジアでの販売展開も調べてみました。
VB780型(DE780+温水回収システム)
ガス化一括処理方式の燃焼炉を利用した温水回収システム。
重油や灯油のかわりにRPF燃料/バイオマス燃料/木屑・紙くず・廃プラ等の可燃物を燃料として利用することが出来ます。
温水による焼却物の回収量や燃焼温度など、要望される投入方法に合わせてカスタマイズ設計も可能です。
取り扱っている小型焼却炉(Model-DEシリーズ)であれば、カスタマイズの手間も少なく済みます。
焼却対象 | RPF燃料/バイオマス燃料/木屑・紙くず・廃プラ等の可燃物 | お湯採取量 | ~5,000L/時間まで |
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燃料 | 家畜糞500Kg/日物 | 入水温度 | 25℃ |
採取温度 | 80℃ | 取量 | 2000L/時間 |
日台マシナリーの小型焼却炉「BEシリーズ」の特徴は、ガス化一括高温焼却。ゴミや廃棄物を高速燃焼させる方式です。
燃焼できる産業廃棄物は、木くず、紙類に加えて、廃タイヤなどの合成ゴム、繊維、樹脂、プラスチック、石油系液体、廃油など様々な合成高分子系化合物を割合や種類に関係なく燃やすことができます。
燃焼した廃棄物はガス化され、そのガスも高温で2次燃焼されるので、黒い煙やダイオキシンなども抑制できます。燃焼室には白い灰が残るだけになります。
建設現場では廃プラスチックや木くず、繊維類などの固形のゴミが出ますが、たとえば石油化学工場や、食品加工センターなどでは、廃油などの液体の産業廃棄物が出ることがあります。
これまで小型焼却炉で処理する際には、産業廃棄物を固体と液体に分別し、それぞれ別々に燃焼させる必要がありました。
日台マシナリーの「一体処理プラント」では、固体燃焼室と排水処理室をプラントで一体化。
固体燃焼室の出口部分に排水処理室を配置し、固形燃焼室で燃えた熱を排水処理室に送ることで水分を蒸発処理させ、さらに廃液を固形燃焼室にアトマイザー噴霧することで、効率よく個体も液体も燃焼させていきます。
もちろん液体類の噴霧する量やタイミングは制御盤で簡単に調節できるため、廃棄物の割合に応じた燃焼処理計画を立てることができます。
道教や仏教の影響を受けたアジアの国々では、冥銭(紙銭ともいう)と呼ばれる風習が残っています。
これは死者があの世に行ってもお金に困らないように、紙幣を燃やすことです。紙幣といっても、本物の流通紙幣ではなく、 紙に金色や赤色で派手にプリントされた模造紙幣です。
中国や台湾、ベトナムでは、葬儀や供養の際にこの冥銭を大量に燃やします。昔は墓地や家先で燃やしていたそうなのですが、最近ではお寺に専用の燃焼炉を設けてそこに投げ入れます。
日台マシナリーでは、このような冥銭焼きに適したセレモニー専用焼却炉を製造しています。デザインは寺院にもマッチするように、金色の仏教塔のような形をしています。
燃焼温度を高くすることで、紙を燃やすときに出る煙や灰を最小限に抑えています。さすが台湾の製造メーカーといったところでしょうか。
※公式情報がありませんでした。
所在地 | 山形県山形市中野456 |
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定休日 | 記載なし |
営業時間 | 記載なし |
連絡先TEL | 023-682-7155 |
「どこで購入しても一緒でしょ」という考えで購入を検討すると高い確率でミスします。購入するには取り扱いのプロにしっかりと相談しましょう。
昨今のエコロジー対策など、焼却炉を設置したい!と考えていても色々とクリアしていかなくていけない課題はいくつかあります。
しっかりと焼却炉に関する知識をもっていないと法律に触れる場合もあり、せっかく購入しても宝の持ち腐れになることもありますので注意が必要です。
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